お宮参りの神社はどこでもいいのでしょうか。参拝料の目安は?
お宮参りする神社の決め方
お宮参りには、住んでいる家の近くにある神社に参拝するのが一般的です。昔からの風習を重んじる場合は、家の近くの氏神様、産まれた土地の産土様の神社を選ぶと良いでしょう。
また、両親が結婚式を挙げた神社や、崇敬する神社があれば、そういった神社を選ぶこともおすすめです。地域や両家のしきたりもあるため、じっくり話し合って決めてください。
赤ちゃんを抱っこするのは?
一般的には、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこして参拝するのが通常とされています。
その理由は、昔お産は穢れたものとされており、産後間もない、穢れのある母親は神様に近づけない、とされていたためです。
そのため、穢れから遠い、父方の祖母が抱いてお参りするのが、古くからの習慣になっています。習慣としては父方の祖母ですが、日程が合わないときや、遠方のため難しい場合などの理由もあることでしょう。
そんなときには気にせず、母方の祖母や母親で抱っこしてお参りしてあげましょう。
お宮参りの際の初穂料・玉串料の違い、相場
よく見耳にする「初穂料」と「玉串料」について簡単に説明しましょう。
「初穂」とは、その年に初めて収穫されたお米のことで、神前にお供えをし、収穫と豊作への感謝を表したことが語源となっています。
「玉串」とは、榊の枝に紙垂を付けたものを表し、神様にお供えするものです。
時代の中でお金をお供えすることになり、「初穂料」「玉串料」と言われるようになりました。
お宮参りのご祈禱の際にはどちらの言葉も使うことができます。初穂料の金額は神社によって違うこともあるため、参拝する神社のホームページなどで確認しましょう。
また、平均的な相場は、5,000円から1万円です。
お宮参り神社の参拝方法と流れ
神社に着いたらまず、境内の手水舎で手や口を清めます。これは参拝する前に身を清めるためのものです。その方法を、あまり知らないという人もいるので、説明しましょう。
まず柄杓を取って、左手、右手の順に水をかけて清めます。
次に、手のひらで水を受けて、口をすすぎます。
手に持った部分を清めるため、柄杓を立てて、上から柄に向かって流すようにし、柄杓を伏せて置いてください。
無駄な水を使わないようにすることも大切です。
その後、受付で名前や住所など必要事項の記入、初穂料を渡し、呼ばれるまで待ちます。
ご祈禱の時間は、ほとんどの神社で30分程です。